イグルーの夜
酒を飲んで熱く語ったり、激論の末喧嘩になったり、時には泣いたり笑ったり、こんな酔いどれの私を皆が許してくれたのは、まっすぐな思いがそうさせているんだということを分ってくれたからと勝手に思っています。でも、最近のボクは、その発火点がぶれてきているのかもしれません。
昨晩、なんであんなに頭に血が上ってしまったのか、今、冷静になって考えてみると、確かに分らない。でも、イグルーの中に一人残ったボクは、吠えながら、さみしく、悲しく、泣きたい気持ちでシュラフにもぐりこみ、「明日は絶対下山する!」と強く激しく思った。サブリーダーとしての自覚もなく、その責任も考えず、まるで子供のように。そして、山行は行程半ばで頓挫しました。
こんなことしていたら、誰もいっしょに酒を飲んでくれないし、一緒に山に行ってくれなくなる。わかっちゃいるけど・・・。バカは死ななきゃ治らないということか。
同行メンバーに対するお詫びにもならないだろうけど、イグルーの制作過程とその体験記を下記に記します。
僕らが制作したイグルーは4?5人用、高さ1.8m、マニュアルに反して7段イグルー、制作時間は1時間30分でした。
ブロックを切り出すために雪を踏み固めます。最初はスキーで整地します。
ある程度スキーで整地できたら、ツボ足で踏み固めます。各自が勝手に踏むよりは、隊列を組んで踏んだほうがよいようです。
踏み固めが終了したら、いよいよブロック切り出しです。買物カゴの大きさがベストとのことですが、なかなかうまくいきません。ノコギリはグッドです。
イグル内部からの絵。5段目くらいまで積み上げています。
入り口のブロック壁を制作。もう少しで完成です。
完成です。イグルー内部から。なんて美しいブロック積みでしょうか。
雪に埋もれるイグルー(正面から撮影)
【イグルー雑感】
?イグルー内の気温は、腕時計の温度計で-2℃?1.5℃くらいで推移していたような気がします。(上限は火器を焚いた時)
?湿雪の中の激しいラッセルで内も外もビショビショに濡れた衣服でしたが、朝には乾いていました。ヤッケはシュラフとカバーの間に入れて寝ました。
?ザックについていた雪が、朝には消えていました。
?枕もとに置いた水とビールはまったく凍っていませんでした。ただし入口付近の水は半分凍っていました。
?朝方、足先の冷たさ(足は掘りごたつにした入口に浮かんでいた。)で目を覚ましましたが、足をかがめることで、再び睡眠。
?一晩中降り続いた雪(30?40cmの降雪)がイグルーの穴をすべてふさいでくれましたが、朝の煮炊きで再び穴があきました。
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2871/92760
この記事へのトラックバック一覧です: イグルーの夜:


コメント