1823m峰北西面直登沢
3度目の正直で遡行し終えました。滝が連続する良い沢で充実した山行でしたが、猛暑のアプローチと雨の下山での苦痛に沢そのものが飛んでしまった感があります。もう少し楽なアプローチなら素敵な沢なのに…
山谷では!!☆という評価がなされていますが、ちょっと辛めの評価?と思えました。どんなもんでしょう。
さて、カムエクとピラミッド峰間の稜線から雪渓がはっきり見えていましたが、実際沢に入ると、大きな雪渓が3個あり、この雪渓の処理に苦労しました。私たちは雪渓の処理が下手というのは、我が師匠の言葉。1枚目の写真はconta1000~1100m間に出てきた雪渓で右岸高巻き、2枚目はconta1190m上に出てきた雪渓で正面に見える滝を巻くのに大高巻きになりました。この上にも雪渓が出てきて、雪渓の末端に出てきた二股のどちらを行くべきか迷いました、私たちには右股しか進めませんでした…。
雪渓処理だけではありませんが、あらゆる場面で時間を要し、1日でピークに抜けることができず、conta1400m付近でビバークしました。今回新調したfinetrack社製のツエルトⅡ(2~3人用)に3人で寝ましたが、3人が寝るには狭すぎる規格(200×100×95)、で、不快指数100%オーバーでした。この写真は起床時に撮影したもの。防水性と透湿性に優れて謳っているものの、所詮ゴアではないのだから、こんなものなのでしょうか。
何個目の滝だったでしょうか…。2段20mの滝でなかなか絶景な滝でした。記念撮影して、右岸を巻きました。
行動時間はこちら→【山行履歴】
« 朝イカ | トップページ | トヨニ岳南西面直登沢 »
「山」カテゴリの記事
- 2022年度山行履歴(2022.12.31)
- 最後の山行部山行(2022.04.03)
- 忘れ物(2022.02.20)
- ツタウルシ地獄(2021.06.30)
- 山行履歴更新(2021.04.03)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 1823m峰北西面直登沢:
» 一八二三峰北西面直登沢 [オタクは山が好き?-北海道の登山/日高山脈/沢登り・山スキー]
遡行(そこう)
距離
2.4km
標高差
1010m
登攀指数
4.0c
出合から少し行くと、陰湿な雰囲気の暗いゴルジュ(ごるじゅ)となり、無数の滝が連続する。滝1つ1つは小さいが、とにかく数が多い。 Co1090 の滝が核心で、直登(ちょくとう)するにしても高巻(たかま)くにしても慎重にルートを見極めなければならない。ゴルジュは Co1240 まで続く。 Co1240 から Co1390 は巨大なスラブ(すらぶ)状の滝...more... [続きを読む]
« 朝イカ | トップページ | トヨニ岳南西面直登沢 »
1839ではありません。
投稿: 松永 | 2007年8月18日 (土) 11:59
何て間違いをしてしまったんだ…1839と1823では大きな間違い、すぐさま訂正します。
誤1839 正1823
投稿: poyanpy | 2007年8月20日 (月) 06:31