8月最後の週末に靖さんとトヨニ岳南西面直登沢を遡行してきた。靖さんがエントリーしてくれなければ、単独で遡行しようと考えていたが、私が単独で遡行できるような沢ではなかった。昨年、道南の浄瑠璃沢を単独遡行した時には、「自分の実力と精神力から考えると単独の場合は、目一杯気合いと根性を入れて!!☆の沢をやれるかどうかだろう。」なんて大きなことを言ってしまったが、訂正しなければならない。私にはそんな技量も勇気も根性もない。
それにしてもこの沢、短い遡行距離だけど滝がガンガン出てくる。それも微妙な登りを強いられる滝が。山谷では!!の評価だけど、ちょっとばかし辛いんじゃんない…?
南西面直登沢に入って6個目の滝(10mくらい)だっただろうか。直登できなかったので左岸を巻いて、15mの斜め懸垂で滝の落ち口に降りようとした。がしかし、滝の落ち口付近の岩はつるっとした一枚岩でホールどになるものがなく、バランスを崩した私はあえなく滝壺の真上まで降られてしまった。私がぶら下がっている廻りはハングしていて、登り返すのはかなり消耗しそうだったので、降りられるところまで懸垂し、滝壺に身を投げた。自らの意志で滝壺に落ちたが、結構これがショックでその後しばらくブルってしまった。震えていたのは、寒かっただけではないのです。
c740m二股を過ぎて出てくる滝。奥に見える滝(5m)がひそかに難しかった。滝の左側を1.5m登るとちょっとした棚になっている。そこから上が微妙。思わず、棚にザックを置いてしまった。滝の流水側にリスを見つけてハーケン1枚打って心落ち着かせ、微妙な部分を超える。靖さんを上げてから懸垂下降し、ザックを背負ってもう1回登る。ザックを背負って微妙な滝を登れないのが私の弱点であり、時間を要する原因。
アップにするとこんな感じ。ザックを回収して登る際に写したもの。

c850m付近に出てくる大滝。2段の大滝と表現する人もいれば、手前の滝を含めて4段の大滝と表現する人もいる。奥の滝の1段目の巻きに苦労した。左岸から入ってくる激烈ルンゼを少し登ってから岩盤ミックスを約25m登った。これが厳しかった。唯一の慰みが、自分のしては珍しくザック背負って登れたことでしょうか。1段目の滝を巻くとその上の滝は快適そうで微妙なナメ滝が続く。
トヨニ左股から入渓し、初日こそ8.5h行動で魚釣りに興じ、盛大な焚き火とそれなりにうまくできた夕飯とお酒に酔いしれたが、2日目は13h行動で帰宅したのは24時。翌朝は5時に起きて、山道具のお片付け。職場に出て、すぐ様リポDを飲んで気合いを入れたが、午前中は起きてるんだか、寝ているんだか分からない状態、廃人28号状態。
今回もfinetrack社のツェルトを使った。前山行の轍を踏まないように、今回はシームテープとシームシーラで補強していった。このためちょっとばかし重量が増えただろう。雨にやられなかったので撥水性は分からなかったが、透湿性は抜群!結露なしでした。
HP_toppage_photo(070829更新)
【イワナの塩焼き 07/08/25】
トヨニ岳北峰南西面直登沢入渓前夜(c628m二股)の一こま。釣れるかどうか、釣れる時間があるか分からなかったが、釣り竿はザックの中に忍ばせていった。南峰西面直登沢を下降しながらバッタを捕まえ、二股についてからはカワムシを探し(ほとんどいなかった)、何とか4匹釣り上げた。
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